不動産投資の種類には、大きく分けてふたつのタイプがあります。ひとつめは不動産の購入と売却を繰り返すタイプで、この方法では購入時の価格よりも高く売却することで収益を上げることを目標とします。しかしながら、この方法では不動産を購入する際に多額の資金が必要な上、自分の思うように不動産の価格が上がらない場合にはすぐに売却することができず、長い期間、手元に不動産を残しておかなければならないといったデメリットがあります。そのため、個人がこのような不動産への投資を行うことはあまりおすすめできません。
もうひとつの不動産への投資の方法としては、不動産をローンを利用して購入し、購入した不動産を賃貸として貸し出すかたちとなります。毎月入ってくる家賃収入はローンの返済に充てることができるため、この方法では少額の自己資金で始められるという特徴があります。
また、賃貸として不動産を貸し出すこの方法は、ローンの返済が完了した以降の毎月入ってくる家賃収入は不動産の維持費を除いた残りがすべて自分のものとなるため、副収入を得たい人や、老後の生活資金のために何らかの収入が欲しいという人に向いている不動産への投資方法といえます。